ミュージックビデオレビュー

MVの記録と時々考察

Vimeoはイイゾな回

 

画質も良くてセンスの良い動画が載ってるVimeo

YouTubeよりも好きなのでVimeoプッシュからの閲覧

 

 

30.XXX『LIQUOR』

vimeo.com

☆4

いかんせん韓国語がわからないので歌詞とのリンクは不明だけど

昔のアニメーション?ゲーム?みたいなドットはかなりクール

トリップものにありがちオチ

まあ基本こういう画柄は好きじゃないんだけどかっこいいので4

 

 

31.Bonobo 『No reason』

vimeo.com

☆5

久しぶりに最高なビデオ

徐々にサイズ感が狂ってきて置いてあるものも変わってくる感じ

後半戻ってくるんだろうなとは思ったけど

上のライトがチカチカしてるのが良かった

こういうのどうやってつくるんだろ

 

 

32.SHY LUV 『SHOCK HORROR』

vimeo.com

☆3

微エロ

単調ではあるがクセになる

身体がゴムみたいにグニャっとなる

衝突し合うところが気持ち悪くてついつい注目してしまう

 

 

MVじゃないけどこれも中毒性あってオススメ

 

vimeo.com

 

Vimeo経由のはこれからもちょこちょこ紹介して行くと思います

 

 

さよポニについて考え思いを馳せた回


大学のテストでヒーヒーいっていたら全然更新してなかったので


27.江本祐介『ライトブルー』

youtu.be


☆5
好きすぎる
完全に個人趣味
まず長回しが好きだしさらに文化祭の準備が進んでる感じ、告白だったり自撮りしてたり心が高鳴る感じああ最高
誰か一人だけが可愛いとかじゃなくてみんなが映ってるのがいい

 


28.チャットモンチーコンビニエンスハネムーン

youtu.be


☆3
さらっとした小松菜奈という感じ
笑顔硬いけど店内で踊ってるのは可愛い
パステルな色使いもよいね


29.なっちゃんとタント『またあしたね』

youtu.be


☆2
神様のいなくなったさよならポニーテール
実質最初のMV(ユニットだけど)
まあ単調。なっちゃんに扮した(さよポニが概念なら)女の子が歩いたり止まったり
質感は好きだけど
やっぱり神様のいない状態にまだ慣れてなくて違和感

 

 

 

【さよポニについて考えたこと】

 

 

さよポニが概念(=シニフィエ)に近付いて行くなら、ゆりたんやちいたん・神様達のやっていることはシニフィアンの提示。

様々なさよポニの姿を見せることによって、概念をなんとなく形作る。その一環として神様の不在がある。

さよポニワールドの神様というのは、概念を記号化する人

ということはこの先、また神様が存在する期間がある可能性もある。

まあこの考えだと、実写が神様の「不在」となるのは厳密には違うけど。


考えるに、この後の不在期間の後として一番ありえるのはさよポニを表すものが「声」だけになる時期。

さよポニの記号が声だけになり、ヴィジュアルから解き放たれて概念へと近づく

そうなると最終的には声までもなくなってしまう訳だが、流石にそれはないか。どうだろ。

そうなったらもしかすると、僕たちが「神様」となりさよポニに記号を与えるようになるかもしれない。例えば、こちらがヴィジュアルを与えたり、楽曲をカバーしたり。

そうなるとアーティストとしてのさよポニは解散や活休に近い状態になるのかな〜。


なんにせよ長いスパンでさよポニの活動は見ていたいなあ。

 

 

おはようカルチャーと勝手な青春劇についての楽しい軽い考察の回

 

24.ぼくのりりっくのぼうよみ 『Be Noble』

 

youtu.be

☆2

一言言わせてくれ〜!!

全然水攻めじゃないじゃん!!!

ナタリーの宣伝文句に誘われてみたけど思ったのと違った。。

確かに水攻めらしいカットはよかったし、映像の重ね方もよかったです(星空のとことか)

情報の氾濫と水をかけてるならもっとできたのでは?

シンプルすぎる

 

 

25.go!go!vanillas 『おはようカルチャー』

 

youtu.be

☆2

原始の森から平野へ抜け光を伴って文明ができる

そこで歌うことで文化、カルチャーができる

おはようカルチャーというタイトルには合っているMVのよう

ただ歌詞を見ると、近代社会に疲れた人達に向けて

さぁ乱れて

 

と声をかけるこれは反近代の歌なのでは?と思わせる箇所が多々ある

 

嫌なことさえ詰め込んでいくよ

 

 と

 

頭を空にして叫ぼう

 

の相反した歌詞は理解しがたいが

 

嫌いも愛も合わさって生きていく

酸いも甘いも噛み分けながらさぁ

 

 

というところと組み合わせると

非近代、非合理的な新しいカルチャーを作ろうと言っているように思われる

いわゆるスローライフ

だとしたら近代啓蒙の象徴でもある光をふんだんに使うのはいかがなものなのだろうか、、

もちろん光源がなければ

映像がそもそも撮れないけれど

 

てかドラムの方変わったのかと思ったら髪切っただけなのね

近所の兄ちゃんに似てる

 

 

 

26.ゲスの極み乙女。 『勝手な青春劇』

 

youtu.be

☆4

覗き、視線を意識させるMVはもちろん不倫とか文春と一連の事件についてなんだろうなあと当たり前ですが

それを踏まえて歌詞も考察してみたけど、全部書くのは面倒なのでほんとに冒頭少しだけ

 

駅前で恋して暮らしてた

 

駅前という公の場で恋してた

公に恋をして暮らしていた

やましいこともしくは人目を気にせずに恋をして暮らしていた僕は過去なのである

 

これだけで視線の話がされてるんだなあとわかる

 

MVでは覗かれる対象は同じ動きを繰り返しする

それと対照的にゲス達は覗かれても演奏が続く

もはや彼らは覗かれる対象ではなくなった

視線のしがらみから解放されたかのよう

 

そして最後に覗きの対象達は

カーテンコールのようにお辞儀をする

まるで今までのが全て芝居だったかのように

 

歌詞の

 

あれもこれもみなきっと作り話だって

 

とリンクするみたい

惑わされるなと川谷は歌っている

 

不倫事件が実はどうだったかなんてどうでもいいが

確かに僕も惑わされるなと言いたいね

 

なんだか久々にゲスを聞いて

確かに踊り重視っぽかったメジャー時代からよりインディーズ時代に戻ってきた気はしなくもないけど

昔はもっと元気だったよなあとさみしくなった

 

 

ネバヤンのお別れの歌がどうしようもなく僕らを惹きつける理由

 

前回の投稿でも触れたがやっぱりどうしても書きたくなってしまった。

 

ネバヤンのお別れの歌がどうしようもなく僕らを惹きつける理由、

これは決して小松菜奈が可愛いからではない

(筆者は小松菜奈の大ファンだよ)

 

問題のMVがこれである。

 

never young beach『お別れの歌』

 

www.youtube.com

 

そもそもこのMV、

100万回(2017/1/23当時)しか再生されてないけど

惹きつけられてるって何を根拠に、となるかも知れない。

現に、同じバンドのこの曲も100万回再生である。

しかも出ている女の子だって可愛い。

 

never young beach 『明るい未来』

www.youtube.com

 

しかしこの曲、実は約5000の高評価である

対する『お別れの歌』は約15000高評価

およそ倍である

動画のアップロード時期も半年違う。

ネバヤンの固定ファン以外の様々な人がこの映像を見た、そして現在進行形で見ており、更に再生回数も伸びるだろう。

一応はこれで『お別れの歌』を評価するベースを作ったことにしてほしい。

 

では、このMVの素晴らしさが小松菜奈の可愛さのおかげだけではないことについて。

 

可愛さだけならば、

Base Ball Bear 『short hair』

www.youtube.com

 

これの本田翼だってめちゃんこ可愛い。

しかし、これは5年間で300万回再生である。

高評価数からも『お別れの歌』よりも狭い層の再生かと推測できる。

(本田翼の人気が2011年当時は現在の小松菜奈ほどではなかったことを差し引いてもやはり少ない気がする)

 

23.androp 『Yeah! Yeah! Yeah!』*1

www.youtube.com

 

同じく小松菜奈が出ていたMVこれだって可愛いが、大して話題にならなかった。

(出演尺が短いのと個人的な意見になってしまうので根拠になりにくいが)

 

 

じゃあなんなのか?なにが『お別れの歌』には隠されているのか?

ついに本題である。

 

端的に言ってしまえばリアルさである

詳しく説明したい。

 

 

①映像の小ささ

 

まず、映像の制作方法にスマートフォンでの撮影を使ったことである。

コメント欄にもあるように、映像が小さい!

その映像サイズがスマホで撮ったことを強く明示する。

もしもあれが僕たちのスマホのサイズにピッタリだったらどうだろう。

YouTubeでの再生を意識した映像は

スマホiPhoneだけかも知れないが)の画面いっぱいに広がるようになっている。

これでは他のMVとなんら変わらない。

 

あえてあの黒枠の残る映像サイズにしたことでスマホ撮影を強調している。

 

誰が恋人といるときにBlackMagic(シネカメラ)を使うだろうか、一眼を使うだろうか。

そんなのはガチプロマンかガチアママンである。

普通の人はスマホだ!!絶対!!

 

 

②あなたの思い出

 

恋人と過ごすとき、

毎日が全部おしゃれなカフェではないし、

ネオン光るクラブではないし、

遊園地の観覧車ではないし、

旅先の景色の綺麗な観光地ではない。 

そういうカップルは映画の中だけです。

大抵は、

あなたの家や、地元や、彼女の家や、散歩した先。

時々、ご飯を食べたり、水族館にいったり、旅行にいったりする。

このMVは恋人と過ごした楽しい時間、全部で全部なのだ。

旅行にいったりもする、ご飯を食べたりもする。

でも、家でゴロゴロしたり、恋人の友達とも遊んだりする。

 

他の可愛い女の子が出てくるMVとは全く違うのだ

リアルすぎ。殺す気か。

 

 

③歌詞でぶっ殺される。

 

この映像確かに可愛い恋人の思い出で埋め尽くされている。

しかしそれは単純な回想でもある。映像だけを追うのに精一杯なものではない。

曲が始まると思い出の方の音声はなくなる。それまで恋人たちの会話を聞いていた耳は、そのまま曲の歌詞も取り込む。

これもずるいところだ。

小松菜奈と擬似カップル体験をしていた僕たちは、MVの導入の部分ですでに聴覚も研ぎ澄ましている。

その耳のまま曲を聴くことになる。

 

 

 

お別れの時だよ、君とは居れないな

 

タイトル通り別れの曲である。

きっと彼らにも喧嘩した思い出や辛い思い出があったはずだ。

しかし、記録された思い出を見返した時そんなものはどこにもない。

恋人と喧嘩している時にビデオカメラをまわす人はいない。

記録された思い出は120%の幸せなのだ。記録されたものの間から、辛かった思い出やもっと細かな日常がこぼれ落ちる。そしていつの日か、記録された思い出が記憶の思い出となる。

 

二人だけの秘密は全部日々に溶けたよ

 

記憶が変容していくことを忘れて彼らは別れを歌う。

きっとまだ別れ際には二人にしかわからない秘密の辛い思い出は濃く残っているだろう。

しかし、その辛ささえも曖昧に甘い日々で溶かすために彼らは別れ、歌うのだ。

 

 

 

 

*1:⭐︎2

小松菜奈可愛いけど

それ以外は退屈。

歌詞の出し方もあまり工夫を感じない

真面目な興味からみてみた回


最高なMVといえば


never young beach『お別れの歌』◎


これについては後々語りたいけれど、他のMVはどうなのかなあと思ってちょろっと見てみました。




21.never young beach 『あまり行かない喫茶店で』


☆3

まあ普通めっちゃ普通

最後の女の子のくだり出すならもうちょっと演技上手くやろうぜ



22.never young beach 『どうでもいいけど』


☆3

あの映像の質感で逆回転とかリピートとかするの新鮮でよかった

もうちょっとローコンにしたらいいと思う

顔黒潰れしすぎ

手書きの絵も可愛いしもうちょっと欲しかった気がする



23.never young beach 『なんもない日』


☆2

まあGAPとのコラボMVならしょうがないといった感じ

なんもないほんとに

こういうMVにある奇跡的に滅茶苦茶面白いショットもない予定調和なキャンプ推奨動画



ネバヤンは曲が好きなので最後まで見てしまう

欅坂の曲が沁みてしまう若者の回


19.欅坂46『二人セゾン』


☆3

映像綺麗です

シネスコなんだね

ファンなら見て楽しいんだろうけどMVとしてはやや単調

ダンスが力強いので惹きつけられる

個人的には最後のカットよりその手前で終わって欲しかった

ラストが一人にフォーカスされなかったので散漫な印象



20.欅坂46サイレントマジョリティー』


☆3

メインメンバーがハッキリとしていて二人セゾンよりはまとまった印象

マジョリティの中で意思を持った彼女たちが呼びかけているという設定ならもっと街中で踊ってるカットが欲しかったなあ

街中ダンスカット足元だけとかなのがよかった

スタジオの中で一人で踊ってるカットはどうだろ

街に出る前の葛藤なのか、それにしてはキビキビとダンスしすぎてる気も、やはり散漫な感じ




曲の欅坂だと思ってる




オススメ動画で選んだら面白MVに寄ってしまった回


9.POLTA『エンドオブザワールド』



☆3

2人の演奏シーンは質感とか並びとか好き

特に後ろから撮るとこ

演者の2人が出て来る意味はあったのかなあ



10.メランコリック写楽『成仏できない』


☆4

メンバーが殺されてくシーンがチープでいいし

成仏できてないメンバーたち自身が見てるというのも面白いが演奏シーンがとにかく可愛い

女の子を上から撮るの強い



11.ヤバイTシャツ屋さん『あつまれ!パーティピーポー』


☆3

車の中はダレるけど曲の感じで押し切ってる

馬鹿だなあって感じ

2回目わざわざ見ようとは思わない

歌詞が載っててバンドの良さは伝わる



12.キュウソネコカミ『サギグラファー』


☆4

物語性がこんなに高いのに歌詞も頭入ってくるの本当にすごいと思う

曲のおかげなのか?笑

物語度が高いシーンでは繰り返しの歌詞だったり歌詞に頭を使わなくて済むから?



13.キュウソネコカミ『泣くな親父』


☆4

これは歌詞とリンクさせまくりのやつ

やっぱりリンクしてなくても歌わせてるのは歌詞の存在を忘れなくさせるのには良い



14.キュウソネコカミ『コミュ力』


☆4

歌詞が出てくるけどちょっと特殊に使われている

やはり映像と文字と歌詞がリンクしないと歌詞が入ってこない



15.キュウソネコカミ『ハッピーポンコツ』


☆3

少し単調かもしれない

頭を撃たれても生きてるところがいいね



16.MAN WITH A MISSION 『Dead End in Tokyo』


☆3

映像かなりかっこいいよ

でもまあそれだけな感じがしてならない

マネキンのくだりは色々考えて良い



17.フレデリック『オンリーワンダー』


☆3

まあ単調だけど曲のおかげか見れる

ダンスも飽きないよう振りを工夫してるなという感じ(?)

「なんです〜」でスカートフワってさせるの好き

フェードアウトなのがいいねずっと続いていくから



18.My Hair is Bad『元彼氏として』


☆4

歌詞の出し方を工夫しているかつ物語性もあり面白い

チープな合成文字が可愛い

ただ最後のみんなで踊ってるところ、歌詞がなくなったあとなんかちょっと欲しかったなあ



POLTAは激推しです