ミュージックビデオレビュー

MVの記録と時々考察

洋楽聴いてる系回

 

 

36.chikyunokiki『明日の感覚 』

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☆4

一見退屈だけどかっこいい

看板の文字とか

ドットの感じとか好き

 

 

 37.Milliongton『Being』◎

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 ☆5

めっちゃいい

デートしてるとこで泣ける

ラストが。。

ネタバレになるので今度詳しく

最高です

 

 

38.Dillon Francis『Anywhere』

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☆3

発想が謎で面白い

歌詞見てないからなんとも言えないけど

慣れると退屈

 

 

 39.Bonobo『Kerala』

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☆3

うーん

面白いのかも知れないけど退屈

最後まで見てしまうのはある

 

 

40.Shark's Teeth 『Lost In The Cosmos』

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 ☆3 

絵の具が爆弾みたいって思えちゃうのはなぜ

 

 

 

41.Soe 『Give me love』 by LUSH PUPPIES 

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☆3

普通におしゃれ照明

水色とピンクの照明使ってれば

はずれないって感じ

ま好き

 

 

 

amazarashiに物申す回

 

 

 

 

34.禁断の多数決『ビューティフル・ドリーマー

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☆3

サイケ好き

ボブ可愛い

復活祭って言葉が文化祭に聞こえて

うる星やつらビューティフルドリーマーを思い出す

 

 

35.amazarashi『命にふさわしい』

youtu.be

☆3

怖い

怖いんだけど見ちゃう

人形の不思議な魅力

人間じゃないのに破壊することに罪悪感

 

人形と心というキーワードから

映画『イノセンス』を思い出した。

あの映画ではバトーの

「ロボットも人間になりたくなかった」

みたいな言葉が印象的だったんだけど

このMV、曲ではそれは逆みたい。

 

傷つき傷つけられ、必死にもがく姿こそが

命を得るにふさわしいと。

MVのロボットは人形を壊すことで

「心」が生まれ、葛藤する。

 

MVにおいてロボットとは即ち

現代社会の人間のことだろう。

同じように心を失った人間(=人形)を

傷つけることでふと心を取り戻す。

しかしそれでもプログラムに逆らえず

ボタンを押す。

 

これが、人間「らしさ」を賛美するMVなら

なんとなく嫌悪感を感じてしまう。

人間の心を得たらそれでいいのか?

結局は行動に移せなかったロボットと

傷ついた苦しいとわめくだけの人間の姿が重なる。

人間の心を得ていたら

自然と希望を持つことができるなんて嘘。

少なくともこのMVでは

希望の心を感じられない。

 

 

【追記】

 

調べて見たら

「命(を投げ出すの)にふさわしい」ってことなのね

 歌詞とMVから勝手に判断してた

 

じゃあこのMVにおいて

「命にふさわしい」ものとは?

 

やっぱり

歌詞から判断するに

希望へ未来へ進む歩みに対して

「それこそがふさわしい」

と言っている。

その過程でやはり「心」が必要だと。

「心」がなければこんな苦しみはなかった。

けれどもその苦しみを乗り越えるのは

命を投げ出すまでにふさわしい。

 

MVのロボットは命を投げ出さない。

葛藤し苦しみ震え結局はボタンを押す。

彼なりの乗り越えなのかもしれないが、

僕にはその様が

苦しみを嘆くことに酔っている人々の姿と

重なってしまうのだ。

 

 

 

パスピエ新曲スーパーカーの考察が進まない回

 

 

 

33.パスピエスーパーカー

 

youtu.be

☆?

点をつけようにも訳がわからなくて3回見てしまった

 

謎なのはやっぱり、

シャワーのシーンで血が付いていたのに

海のシーンで刺された男が女に血をつける

という時系列が滅茶滅茶な展開

 

海のシーンで

車のキーを女が持っていることから

何度か挿入される女の運転カットは

海のシーン後

 

歌詞を読んでも分かるのは

 

今の「キミ」はいままでの「キミ」とは違う

しかし

そのことを考えると

「キミ」に会いたくなってしまい

名前を呼ぶ

別人でも名前は同じ「キミ」

結局は今の別人の「キミ」を乗せて

スーパーカー

地図につけた印に向かって行く

 

瞬き一つで消えてしまいそうな夢に

手を伸ばそうとしたのは

触れたかったからなのか、掴もうとしたのか。

やめたのは

壊れるのが怖かったのか、

別人の「キミ」を掴まないことにしたのか。

 

 【追記】

 

瞬き一つで消えてしまう

のニュアンスを汲むとやはり

消えないようにするため、

触れなかったのだろう

 

 

ごめんなさい

全然わからないので今回はギブアップ

また時間があるときに考え直します。。。

 

MVとしては退屈でした

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

 【追加考察】

 

地図につけた印は

光らないのに見えないのに消えない星

主人公は「行き方、道筋」は分からないが

「場所」は分かっている

 

そして

スーパーカーにのって どこまで行けるのかな

いつも考えていた なあそうだろ

ポイントは「どこまで」である

スーパーカー

目的地に行けるかどうかは問題にしていない。

 

それなら、

 

見たことのない場所で

懐かしい声がずっと聞こえるよ

忘れてたって何度だって

思い出せばいいんだって

 これは、

「場所」が「行き方、道筋」について

主人公に声をかけているのではないか。

それが

辿り着いてみせるから

という主人公の思いに繋がってくる。

 

少し戻って、

「いつも考えてた なあそうだろ」

の呼びかけは「キミ」に対するものだろう。

 

そして、

連れて行くよ隣にはキミを乗せて

いまスーパーカーに乗せているのも「キミ」。。。

 

 とりあえず今日はここまで。。。

なにか分かった方はコメントしていただけると嬉しいです

 

Vimeoはイイゾな回

 

画質も良くてセンスの良い動画が載ってるVimeo

YouTubeよりも好きなのでVimeoプッシュからの閲覧

 

 

30.XXX『LIQUOR』

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☆4

いかんせん韓国語がわからないので歌詞とのリンクは不明だけど

昔のアニメーション?ゲーム?みたいなドットはかなりクール

トリップものにありがちオチ

まあ基本こういう画柄は好きじゃないんだけどかっこいいので4

 

 

31.Bonobo 『No reason』

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☆5

久しぶりに最高なビデオ

徐々にサイズ感が狂ってきて置いてあるものも変わってくる感じ

後半戻ってくるんだろうなとは思ったけど

上のライトがチカチカしてるのが良かった

こういうのどうやってつくるんだろ

 

 

32.SHY LUV 『SHOCK HORROR』

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☆3

微エロ

単調ではあるがクセになる

身体がゴムみたいにグニャっとなる

衝突し合うところが気持ち悪くてついつい注目してしまう

 

 

MVじゃないけどこれも中毒性あってオススメ

 

vimeo.com

 

Vimeo経由のはこれからもちょこちょこ紹介して行くと思います

 

 

さよポニについて考え思いを馳せた回


大学のテストでヒーヒーいっていたら全然更新してなかったので


27.江本祐介『ライトブルー』

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☆5
好きすぎる
完全に個人趣味
まず長回しが好きだしさらに文化祭の準備が進んでる感じ、告白だったり自撮りしてたり心が高鳴る感じああ最高
誰か一人だけが可愛いとかじゃなくてみんなが映ってるのがいい

 


28.チャットモンチーコンビニエンスハネムーン

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☆3
さらっとした小松菜奈という感じ
笑顔硬いけど店内で踊ってるのは可愛い
パステルな色使いもよいね


29.なっちゃんとタント『またあしたね』

youtu.be


☆2
神様のいなくなったさよならポニーテール
実質最初のMV(ユニットだけど)
まあ単調。なっちゃんに扮した(さよポニが概念なら)女の子が歩いたり止まったり
質感は好きだけど
やっぱり神様のいない状態にまだ慣れてなくて違和感

 

 

 

【さよポニについて考えたこと】

 

 

さよポニが概念(=シニフィエ)に近付いて行くなら、ゆりたんやちいたん・神様達のやっていることはシニフィアンの提示。

様々なさよポニの姿を見せることによって、概念をなんとなく形作る。その一環として神様の不在がある。

さよポニワールドの神様というのは、概念を記号化する人

ということはこの先、また神様が存在する期間がある可能性もある。

まあこの考えだと、実写が神様の「不在」となるのは厳密には違うけど。


考えるに、この後の不在期間の後として一番ありえるのはさよポニを表すものが「声」だけになる時期。

さよポニの記号が声だけになり、ヴィジュアルから解き放たれて概念へと近づく

そうなると最終的には声までもなくなってしまう訳だが、流石にそれはないか。どうだろ。

そうなったらもしかすると、僕たちが「神様」となりさよポニに記号を与えるようになるかもしれない。例えば、こちらがヴィジュアルを与えたり、楽曲をカバーしたり。

そうなるとアーティストとしてのさよポニは解散や活休に近い状態になるのかな〜。


なんにせよ長いスパンでさよポニの活動は見ていたいなあ。

 

 

おはようカルチャーと勝手な青春劇についての楽しい軽い考察の回

 

24.ぼくのりりっくのぼうよみ 『Be Noble』

 

youtu.be

☆2

一言言わせてくれ〜!!

全然水攻めじゃないじゃん!!!

ナタリーの宣伝文句に誘われてみたけど思ったのと違った。。

確かに水攻めらしいカットはよかったし、映像の重ね方もよかったです(星空のとことか)

情報の氾濫と水をかけてるならもっとできたのでは?

シンプルすぎる

 

 

25.go!go!vanillas 『おはようカルチャー』

 

youtu.be

☆2

原始の森から平野へ抜け光を伴って文明ができる

そこで歌うことで文化、カルチャーができる

おはようカルチャーというタイトルには合っているMVのよう

ただ歌詞を見ると、近代社会に疲れた人達に向けて

さぁ乱れて

 

と声をかけるこれは反近代の歌なのでは?と思わせる箇所が多々ある

 

嫌なことさえ詰め込んでいくよ

 

 と

 

頭を空にして叫ぼう

 

の相反した歌詞は理解しがたいが

 

嫌いも愛も合わさって生きていく

酸いも甘いも噛み分けながらさぁ

 

 

というところと組み合わせると

非近代、非合理的な新しいカルチャーを作ろうと言っているように思われる

いわゆるスローライフ

だとしたら近代啓蒙の象徴でもある光をふんだんに使うのはいかがなものなのだろうか、、

もちろん光源がなければ

映像がそもそも撮れないけれど

 

てかドラムの方変わったのかと思ったら髪切っただけなのね

近所の兄ちゃんに似てる

 

 

 

26.ゲスの極み乙女。 『勝手な青春劇』

 

youtu.be

☆4

覗き、視線を意識させるMVはもちろん不倫とか文春と一連の事件についてなんだろうなあと当たり前ですが

それを踏まえて歌詞も考察してみたけど、全部書くのは面倒なのでほんとに冒頭少しだけ

 

駅前で恋して暮らしてた

 

駅前という公の場で恋してた

公に恋をして暮らしていた

やましいこともしくは人目を気にせずに恋をして暮らしていた僕は過去なのである

 

これだけで視線の話がされてるんだなあとわかる

 

MVでは覗かれる対象は同じ動きを繰り返しする

それと対照的にゲス達は覗かれても演奏が続く

もはや彼らは覗かれる対象ではなくなった

視線のしがらみから解放されたかのよう

 

そして最後に覗きの対象達は

カーテンコールのようにお辞儀をする

まるで今までのが全て芝居だったかのように

 

歌詞の

 

あれもこれもみなきっと作り話だって

 

とリンクするみたい

惑わされるなと川谷は歌っている

 

不倫事件が実はどうだったかなんてどうでもいいが

確かに僕も惑わされるなと言いたいね

 

なんだか久々にゲスを聞いて

確かに踊り重視っぽかったメジャー時代からよりインディーズ時代に戻ってきた気はしなくもないけど

昔はもっと元気だったよなあとさみしくなった

 

 

ネバヤンのお別れの歌がどうしようもなく僕らを惹きつける理由

 

前回の投稿でも触れたがやっぱりどうしても書きたくなってしまった。

 

ネバヤンのお別れの歌がどうしようもなく僕らを惹きつける理由、

これは決して小松菜奈が可愛いからではない

(筆者は小松菜奈の大ファンだよ)

 

問題のMVがこれである。

 

never young beach『お別れの歌』

 

www.youtube.com

 

そもそもこのMV、

100万回(2017/1/23当時)しか再生されてないけど

惹きつけられてるって何を根拠に、となるかも知れない。

現に、同じバンドのこの曲も100万回再生である。

しかも出ている女の子だって可愛い。

 

never young beach 『明るい未来』

www.youtube.com

 

しかしこの曲、実は約5000の高評価である

対する『お別れの歌』は約15000高評価

およそ倍である

動画のアップロード時期も半年違う。

ネバヤンの固定ファン以外の様々な人がこの映像を見た、そして現在進行形で見ており、更に再生回数も伸びるだろう。

一応はこれで『お別れの歌』を評価するベースを作ったことにしてほしい。

 

では、このMVの素晴らしさが小松菜奈の可愛さのおかげだけではないことについて。

 

可愛さだけならば、

Base Ball Bear 『short hair』

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これの本田翼だってめちゃんこ可愛い。

しかし、これは5年間で300万回再生である。

高評価数からも『お別れの歌』よりも狭い層の再生かと推測できる。

(本田翼の人気が2011年当時は現在の小松菜奈ほどではなかったことを差し引いてもやはり少ない気がする)

 

23.androp 『Yeah! Yeah! Yeah!』*1

www.youtube.com

 

同じく小松菜奈が出ていたMVこれだって可愛いが、大して話題にならなかった。

(出演尺が短いのと個人的な意見になってしまうので根拠になりにくいが)

 

 

じゃあなんなのか?なにが『お別れの歌』には隠されているのか?

ついに本題である。

 

端的に言ってしまえばリアルさである

詳しく説明したい。

 

 

①映像の小ささ

 

まず、映像の制作方法にスマートフォンでの撮影を使ったことである。

コメント欄にもあるように、映像が小さい!

その映像サイズがスマホで撮ったことを強く明示する。

もしもあれが僕たちのスマホのサイズにピッタリだったらどうだろう。

YouTubeでの再生を意識した映像は

スマホiPhoneだけかも知れないが)の画面いっぱいに広がるようになっている。

これでは他のMVとなんら変わらない。

 

あえてあの黒枠の残る映像サイズにしたことでスマホ撮影を強調している。

 

誰が恋人といるときにBlackMagic(シネカメラ)を使うだろうか、一眼を使うだろうか。

そんなのはガチプロマンかガチアママンである。

普通の人はスマホだ!!絶対!!

 

 

②あなたの思い出

 

恋人と過ごすとき、

毎日が全部おしゃれなカフェではないし、

ネオン光るクラブではないし、

遊園地の観覧車ではないし、

旅先の景色の綺麗な観光地ではない。 

そういうカップルは映画の中だけです。

大抵は、

あなたの家や、地元や、彼女の家や、散歩した先。

時々、ご飯を食べたり、水族館にいったり、旅行にいったりする。

このMVは恋人と過ごした楽しい時間、全部で全部なのだ。

旅行にいったりもする、ご飯を食べたりもする。

でも、家でゴロゴロしたり、恋人の友達とも遊んだりする。

 

他の可愛い女の子が出てくるMVとは全く違うのだ

リアルすぎ。殺す気か。

 

 

③歌詞でぶっ殺される。

 

この映像確かに可愛い恋人の思い出で埋め尽くされている。

しかしそれは単純な回想でもある。映像だけを追うのに精一杯なものではない。

曲が始まると思い出の方の音声はなくなる。それまで恋人たちの会話を聞いていた耳は、そのまま曲の歌詞も取り込む。

これもずるいところだ。

小松菜奈と擬似カップル体験をしていた僕たちは、MVの導入の部分ですでに聴覚も研ぎ澄ましている。

その耳のまま曲を聴くことになる。

 

 

 

お別れの時だよ、君とは居れないな

 

タイトル通り別れの曲である。

きっと彼らにも喧嘩した思い出や辛い思い出があったはずだ。

しかし、記録された思い出を見返した時そんなものはどこにもない。

恋人と喧嘩している時にビデオカメラをまわす人はいない。

記録された思い出は120%の幸せなのだ。記録されたものの間から、辛かった思い出やもっと細かな日常がこぼれ落ちる。そしていつの日か、記録された思い出が記憶の思い出となる。

 

二人だけの秘密は全部日々に溶けたよ

 

記憶が変容していくことを忘れて彼らは別れを歌う。

きっとまだ別れ際には二人にしかわからない秘密の辛い思い出は濃く残っているだろう。

しかし、その辛ささえも曖昧に甘い日々で溶かすために彼らは別れ、歌うのだ。

 

 

 

 

*1:⭐︎2

小松菜奈可愛いけど

それ以外は退屈。

歌詞の出し方もあまり工夫を感じない